2007年12月17日

武庫離宮と設計者・福羽逸人

第4回目の須磨離宮公園学連続講座が開催された。少し風の強い日であったが熱心な方々がたくさん集まりました。今回は東京農業大学の鈴木先生により、武庫離宮とその設計者である福羽逸人の講義。福羽は近代園芸や造園界で大きな足跡を残した宮内省の職員。
園芸分野では、明治10年代の神戸オリーブ園、播州葡萄園の経営に力を注いでいる。国立の栽培や加工実験場で後に小豆島のオリーブや岡山のマスカットにつながる。世界的にも有名な<福羽いちご>も彼が品種改良したもので、現在の甘くおいしいイチゴの元である。万国博覧会には菊花を出展している。
造園では新宿御苑をはじめ各地の離宮や御用邸を手掛けているが、武庫離宮は絶景の地であると全勢力を傾けている。新宿御苑には@天皇の威厳を保つような造園A安全な食べ物や花卉の供給という目的を持たせているが、武庫離宮には関西の新宿御苑という位置づけを目指したようである。(月見人)


posted by 神戸市立須磨離宮公園 at 11:01| お知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする