2016年11月28日

神戸郊外のかの地〜恋の今昔ものがたり*十月桜の巻

須磨SUMA
かつては摂津国の西端にあり
憧憬のかの地として

摂津国は往事首都圏にあり
白砂青松の誉れ高き鄙びた地として

貴公子との仲睦まじき
もしほとこふじの姉妹あり
かの地憧憬の地となったそうな

若木のサクラに
想いを馳せて
貴公子の語り部いまに至る
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須磨SUMA
関西一円でも聞こえた浜辺
往事の首都圏に住まれている方なら
きっと一度は訪れ
この地で海水浴をされたことがあるのでは

夏のビーチを眺めてみれば
出会いの数だけ・・・★渚でデート

松風村雨美しき海辺にたぎる
つれづれは今にちへと紡がれる
ここは神戸郊外
須磨の今昔ものがたり

磯馴れ松の下
景勝に戯れ浜辺に唄う
貴公子と姉妹の日日

夏のビーチを眺めてみれば
ひと夏の恋・・・★男女の話題は今も昔も

貴公子の侘び住まい
その人となりを詠んでのち
色気と色香に満ちるかの地

都の世上から立ち別れ
この高台から眺める秋の海
小春日和のその海は

須磨浦から昇る望月を
この高台から眺める秋の夕べ
風致をひとり楽しむ姿

若木のサクラに
想いを馳せて
貴公子の語り部いまに至る
CIMG1396.JPG

秋のビーチを眺めてみれば
なぜか寂しい・・・★黄昏時の散歩道


水面が目映い須磨の浦
この高台から眺める冬の海
小春日和のその海は

小春日和のその海に
午後には消える蜃気楼
紀淡海峡のはるか先
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衣掛け松の下
涙に濡れし姉妹の姿
神秘的な蜃気楼のごとく
立ち去るひとと知りつつも
景勝月見の松にふたたび
会う日を夢見て
指折り数える冬春の月

白砂青松に思いを馳せて
浮世離れの若木のサクラ
罪つくりな貴公子は
かの地を描いた絵巻物にて
人の世に語り継がれる

月見発祥の地ともいわれ
雅の地として憧憬された
かの地須磨の恋の今昔ものがたり

冬春のビーチを眺めてみれば・・・
きらきらひかる水面に想いを乗せて

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平安貴族在原行平ゆかりの土地
貴公子行平は松風村雨と名付けた姉妹とともに
この地須磨にて侘び住まい
白砂青松を背に織りなす四季の恋模様
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須磨の今昔ものがたり
恋は昔も今も変わりなし
小春日和に見る海は
あなたとわたしの第一章が・・・★
はじまる予感

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貴公子行平は
源氏物語の主人公のモデルのひとりといわれています
そして、景勝月見の松は
こちら離宮の月見台あたりにあったということです
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恋の地須磨へようこそ
須磨離宮公園は大阪湾を望む丘陵地にあります

ジュウガツザクラと紅葉の共演は
ふたりのシーンを演出します
posted by 神戸市立須磨離宮公園 at 09:56| お知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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