離宮公園の本園及び植物園には40種類約300本のツバキを植えています。
中でも
つばき園は、今から約100年前に築造された
武庫離宮庭苑の一部で傘亭のある
月見台から西の
潮見台まで続く広大で緩やかな斜面地にあり、和種・洋種そして
ツバキ研究家の故・安藤芳顕さんから寄贈された貴重な品種もあります。

残念ながら今まで十分に手入れができておらず一部枯らしてしまったものもありますが、昨年の傘亭の復元整備をはじめ月見台エリアのリニューアルを契機として、つばき園も今後しっかりと手を入れ整備していこうと考えています。

まずは年明け早々に斜面に生えている実生木や枯木などを全体的に除去しました。
武庫離宮時代に造られた自然石の階段がクローズアップされ、斜面の見通しも見違えるほどすっきりし、皆様に散策していただける状況になったのではと思います。

つばき園は、この広い斜面の概ね北東側(月見台側)三分の二程度のエリアが中心となります。
石の階段を歩きながら通路沿いのツバキをご覧いただいたり…

南大噴水のすぐ南にある土の園路から斜面に点在する大輪種のツバキを見下ろしていただいたり…

傘亭の付近から西側に少し下りて、
洋種系・原種系ツバキのエリアや
侘助のエリアなどを間近でご覧いただいたり…

今、早生の椿がいくつか咲いています。
ご紹介しましょう。
斜面上の園路から…

斜面に点在する数種類の大輪のツバキをご覧いただけます。

傘亭付近から…
白い覆輪が美しい“
日本の誉”

すぐ西側の洋種系・原種系のツバキのエリアでは…

原種系の“
タイワンツバキ”

安藤さんから寄贈された細長い葉をも持つ珍しい原種系の“
FLUVIATIUS”

もう少し下りて侘助などのエリアでは…

“
参平椿”

“
太郎冠者”

“
姫侘助”

“
雛侘助”

“
一子侘助”

ツバキの花は華やかさ艶やかさでは少し劣るかも知れませんが、日本の茶道で重宝されたように、侘び寂びを感じる冬〜春の時期の貴重な花としてお楽しみいただけたらと思います。

(花爽人)
posted by 神戸市立須磨離宮公園 at 16:21|
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